本日より開幕した新国立劇場バレエ団『アラジン』を観て参りました。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/aladdin/
久々のビントレー作品上演ということもあり、開演1時間ほど前にはキャンセル待ちになるほどの盛況。
悪戯好きでやんちゃなアラジンとプリンセスの出会い、絢爛たる財宝の洞窟、仕掛け満載な演出、
中国かアラビアが入り混じった不思議な情緒に溢れながらも
やはりビントレーさんの作品は面白い、そしてダンサーの方々も上演を首を長くして待っていたのであろうと
心底感じる熱い舞台でした。
福岡雄大さんのときには爆笑をも誘うプリンセス救出作戦や小野絢子さんの清楚な美しさ、
アラジンとの結婚後は意志のある女性へと変貌するなど主役お2人は頼もしい限り。
話は前後いたしますが、壮大な序曲の演奏が始まるだけで身体中が騒ぎ立ち
いざアラジンと共に冒険へと旅立つ気分となって瞬時に誘われました。
カーテンコールにはビントレーさんご本人も登場。
満場の客席からお帰りなさい、との声が聞こえてくるかのような割れんばかり拍手で迎えられました。
ビントレーさんの舞踊芸術監督の任期最後となった2年前の『パゴダの王子』楽日を想起させ、
目を真っ赤にするビントレーさんに優しく寄り添うアラジン役の福岡さん、
プリンセス役の小野さんの姿がまた胸に迫りました。
明日以降も公演があります。チケットは残り僅か。どうぞ久々のビントレー作品を楽しみに足をお運びください。
明日の奥村さん＆米沢さんの初役ペアも楽しみです。