
東京シティ・バレエ団TCBスタジオカンパニーパフォーマンスを観て参りました。
https://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000502.html
連休に開催されたティアラバレエデイズの中で行われ、今年4月に発足したばかりの
TCBスタジオカンパニー初の一般お披露目だったようです。
バレエのお祭りといえば東京バレエ団の上野の森バレエホリデイには昨年足を運びましたが今年は行けず、
シティはどんな雰囲気であるのかも知りたいと思い、午前11時の部に出向いた次第です。
ティアラこうとう地下の会議室にて、客席はひな壇上に椅子を配置した
後方や端の席でもダンサーたちの息遣いが聞こえてくるほど観易い鑑賞でした。
入口で500円を支払い入場する流れで、舞台衣装は無し。
女性はレオタードにチュチュを付けたごくシンプルなもので舞台袖はパーテーションでの仕切りです。
まずはミストレス志賀育恵さんが登場。歯切れ良く明るい語り口が場を和ませ、
天気の状況を観客に尋ねたあとバレエ『海賊』について原作や上演史を解説されました。
志賀さんも少々緊張なさっていたようでしたがそこはチャーミングな笑顔で回避(これ大事)
切り替えつつそうこうするうちに上演開始です。
上演されたには『海賊』より花園の場にオダリスクやグラン・パ・ド・ドゥ、パ・ド・トロワも組み込んだ版。
途中つんのめってしまったりと冷やっとする場面もありながら今だからこそ失敗はむしろして欲しいと思いますし
何よりも立て直しが瞬時で切り替えも素早かったのは好印象。きっと本公演でも生かされていくでしょう。
バレエの舞台を観ていて思うのは、上手いダンサーは落下物の処理にしてもパートナーの転倒にしても
突如ハプニングが発生してもむしろより面白い方向へと舞台を導く術に長けていること。
さりげなく舞台の流れに沿ってフォローしたり、観客に笑いをもたらしたりと様々な光景を思い出します。
特に目を惹いたのは、今年7月に武蔵野市の発表会で美しいスワニルダを披露された櫻井美咲さんで
抜群のスタイルで色香を靡かせるオダリスクにうっとりいたしました。
櫻井さんに限らず正団員を目指し懸命に頑張る若きダンサーたちの姿は眩しく映り、今後も継続して欲しい企画です。

ティアラこうとうへ行くたびに気になっていた最寄駅住吉の出口前に位置するピザ屋さん。
カリッともちっと薄い生地のピザは1人でも容易に完食。まずはマルゲリータを選びました。
クラフトビールもあり、ブルックリンラガーだったか苦めの味を選択。夏日のような昼下がりにぴったりな乾杯です。