1月8日(日)、東京都多摩市のパルテノン多摩で開催された
清水純子バレエアカデミー多摩支部第9回発表会を観て参りました。
華道部(幸い正座なし)で一緒だった大学の後輩が幼い頃から通っているスタジオで、発表会の鑑賞は9年ぶり。
小さなお子さんから大人の生徒さんまで、踊ることの喜びが舞台一杯に広がる微笑ましい舞台でした。
http://www.shimizu-sumiko-ballet.jp/index.html
オープニングはルロイ・アンダーソン『舞踏会の美女』の曲に乗って全員登場。
色とりどりの衣裳はやや雪混じりにも感じる寒い寒い雨天をも忘れさせてくれました。
小品やヴァリエーション、パ・ド・ドゥ中心の構成で、
第1部で後輩は『くるみ割り人形』より金平糖のヴァリエーションを披露。
均整のとれた恵まれたスタイルで背が高く、舞台映えする容姿に加え
きらきら輝くオーラや優しい人柄が出た踊りに感激するばかり。
本人曰く、ポーズの収納ができていないと自己評価は厳しめではあったものの観る者の心を和ませてくれました。
教師の方が踊られたエスメラルダのヴァリエーションは
思わず舞台写真家になってカメラのシャッターを押したくなるような
びしっと気持ち良く決まるポーズの数々に唸り、男性の生徒さんと組んだ『パリの炎』では
単なる発表会のパ・ド・ドゥに終わらず、フランス革命を舞台にした作品本来の要素が覗けるかの如く
パワフルできりりとした舞台姿が印象に刻まれました。ボリショイの来日公演が益々楽しみになります。
最後はメンデルスゾーンの交響曲第4番イタリアに振り付けられた『アレグロ・イタリアーナ』。
素早いステップてんこ盛りで移動も多いながら軽やかで緩急のメリハリもあり、華麗でクラシカルな踊りを堪能。
紺地に金色模様をあしらった衣裳は豪華で、頭には大きな金色のティアラが輝き、
宮殿の背景があっても違和感がありません。
フィナーレでは再び出演者全員が登場。心から楽しかったと思え、
寒い寒い日の夜であってもあたたかな余韻に浸ることができました。
ところで大学の後輩とは昨年3月にこちらの記事で紹介した、
酒井はなさんのレッスンに連れて行ってくれた華道部の後輩でございます。
在学中のあくる日スクールバスで一緒になり話をしていたところお互いバレエ好きで、
2005年の新国立の白鳥をキャストをキャストは違いで鑑賞していたことが判明し、以後一層仲良くなりました。
私がレッスンを再開したことを話すと自身のことのようの喜び、
踊れずレッスン回数も少ないのにウェアにばかりこだわって恥ずかしいと話したところ
「先輩、まず形から入ること、大事ですから!」とにこにこしながら励ましてくれるなど、心優しい女性です。
良い後輩を持てたことに改めて感謝。
帰りは酒井はなさんのクラスでご一緒させていただいた皆様、そして途中から後輩も合流し
パルテノン多摩すぐ近くのレストランにて白ワインで乾杯。
ワインは『アレグロ・イタリアーナ』を踊り切った後輩を祝し、イタリア産。
5人中飲兵衛の3名はこの後赤ワインも1本空けました。
※多摩センターはサンリオピューロランドの最寄り駅で、駅構内も周辺もキャラクターが息づいています。
多摩センター駅出張所ではキティ入り住民票を交付。
http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/10/000425.html
※一番上の写真はパルテノン多摩正面にて、これまた巨大なキティちゃんがお出迎えです。