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Channel: アンデオール バレエ日和
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舞踊評論家渡辺真弓さんを迎えた神保町バレエフォーラム 3月24日(日)

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順番前後いたしますが3月24日(日)、神保町のブックハウスカフェにて開催された、舞踊評論家渡辺真弓さんを迎えた

神保町バレエフォーラムに参加して参りました。


渡辺さんには初めてお目にかかりましたが、とても物静かで穏やかそうなお人柄ながら
これまでの数奇な人生を淡々且つ会場が一気に沸いてしまう笑いを引き起こしながらお話が進み
もっと拝聴したいと思えてならないエピソードが盛りだくさんでした。
中でもオンステージ新聞社に入社された頃の職場環境や舞踊関係者たちとの出会い話は仰天の連続。
日本におけるバレエメディア史についてもお話しいただき、乙女心をくすぐる当時のバレリーナのグラビアや
(イリーナ・コルパコワやリュドミラ・セメニャカは私の中でも一際輝く姫君で、感激)
ダンスマガジン創刊号はジョルジュ・ドン一色であった点にも驚くなど興味が一層沸くお話満載でした。
ダンスマガジン最新号における日本バレエ協会『白鳥の湖』は渡辺さん執筆による記事で
最新の著書で選び抜かれた躍動感ある写真がページを美しく彩る
『ビジュアル版 世界の名門バレエ団』は世界文化社より発売中です。

そして参加者全員一言自己紹介もあり、これが渡辺さんもびっくりなさるほど個性豊か笑。
冒頭で神保町バレエフォーラムが始まったきっかけについて説明なさる
ブックハウスカフェ店主の今本さんのお話にて、スポーツに比較するとバレエファン人口はまだまだ少数民族で
開始当初はまだ現在ほどインターネットも普及しておらず
集まると熱い話が尽きない、と仰っていましたがまさにその通り。
今でこそインターネットが普及し電子媒体上での繋がりは容易に可能な時代になりましたが
それぞれバレエに好きなバレエ団、ダンサー、作品、好みは違っても
直接対面して話を聞いて会話を交わすことがいかに大事であり喜ばしいことか、痛感した次第です。
(同様のことをここ最近の何本かの3月公演でも感じましたので後日また綴って参ります)

会場に集まったのは20代から80代ぐらいと年齢層も幅広く、
ただ生まれた時代は異なってもバレエが好きな熱い気持ちは皆共通。
渡辺さんが持ってきてくださった多数の古いバレエ雑誌を閲覧する際も
初対面同士であってもあれやこれや語り合い話は尽きず。
他の講座で知り合った20代女性(大変物知り、会うたび毎回学ばせてもらっております)とも偶然会えたのですが
お互いが生まれていない頃のダンサーの写真に見入り、色褪せぬ魅力に触れたのでした。

バレエ史や長年バレエに関わっていらっしゃる方のお話をもっと聞きたくなり、
フォーラム継続を願っております。今本さん曰く、絵本専門店ながらバレエ書籍店も兼ねているブックハウスは
大人も子供も集い楽しめるあたたかな空間ですのでどうぞ足をお運びください。

 

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神保町探訪も毎回楽しみの1つ。講座前に青海珈琲にて一杯、うどん丸香のすぐそばです。
セルフサービス式ですが豆も多種販売、お店の方が親切に教えてくださいます。
100円で青海ブレンドがいただけます。そして自家焙煎アーモンドロースト(100円)もコーヒーのお供におすすめです。
この日は温暖な気候でしたので咲きかけの桜を眺めつつ店舗前のベンチでいただきました。



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