振り返りをしようと思っていながら数ヶ月。今更且つ呟きに近い内容で
舞台の感想以上にまとまりが欠如しておりますが悪しからず。
この暑い盛り、何年も前の話を読んでいる暇はないとお思いの方は恐れ入ります
次回更新予定、山本隆之さんが王子役でゲスト出演された
バレエスタジオリアン発表会『シンデレラ』全幕(7月15日鑑賞)まで今暫くお待ちください。
当ブログ、今年の3月末で開設から5年を迎えました。
ひとえに立ち寄ってくださる方々のおかげであり心よりお礼申し上げます。
何処の馬の骨状態な、文章の書き方も習っていない素人が管理人であるブログをお読みいただき
時にはご感想も寄せてくださり、文面口頭問わず大変励みになっております。本当にありがとうございます。
開設は2013年で新国立劇場ではDance to the Future2013の上演時期。
中村恩恵さんと金森穣さんの作品が新国立ダンサーによって披露されていた頃ですので時の流れを感じます。
遡る話が続きますが。開設は2013年ではあるもののそれ以前にも他の方のブログに載せていただいた分や
細々書き溜めていた分もあり、新国立劇場バレエ団の感想については2009年のモスクワボリショイ劇場公演以降
その他の舞台については2012年夏以降分から掲載しております。分かりづらい構成で恐縮でございます。
この5年間を振り返ってみますとブログにおいては変更点もいくつかあり。
混在していた文体を文体を2015年以降は「ですます」に統一。
それ以前は現在以上に読み辛いものであったかと思います。
そして一番は毒素の増加。昔の感想を読み返すと随分とさらりとしていた内容ばかり。
人間年齢を重ねると神経が図太くなるのか、批判主張が強過ぎないよう配慮していかねばと考える今日この頃です。
また強まったのはアルコール度数と旅日記も同様。アルコールに関しては
昨年分を大雑把に数えたところ鑑賞の幕間や終了後に摂取した回数は計約70回。
総括の写真を見る限りですので他にもあると思われ、肝臓の労りを重視すると同時に
未成年の読者様の存在を忘れぬよう青少年の健全な人格形成に相応しいブログにしていかねばと
いつにも増して感じておりますが時既に遅し。
かなり偏った見方をしている点や「好みでないからはい次へ」も好ましい表現ではありません。
世界バレエフェスティバルでは全キャスト全演目、真面目に綴れるよう努める所存です。
現時点ではマリーヤ・アレクサンドロワ目当てにBプログラムとガラを鑑賞予定でおります。
旅においては、年齢に伴って体力は低下しているはずがバレエ鑑賞を兼ねた旅での行動範囲や立ち寄る観光地は
明らかに10年前、5年前より増加。遠征を始めた頃は飛行機利用しての往復であった北海道や
修学旅行以来の大阪訪問を除けば現地に向かうだけで手一杯であったはずが
昨年は全てではないもののしまなみ海道を自転車で走行。
もう若いとは言い難い年齢に達しておりますが我ながら行動力や好奇心の旺盛さには驚きを覚えます。
年齢と言えば、開設以来ブログを通して知り合った方もいらっしゃりご縁には感謝しかありませんが
ただ挨拶も兼ねて初の対面に伺いますと、8割ぐらいの方に言われるのが「想像より若い」。
お子さんと同世代であると驚かれたことも何度かございました。
日本バレエ創成期について語ってしまったりソビエト時代のバレエに興味津々、
そしてバレエ以外にも何かと昭和、特に生前の要素がふんだんに詰まったブログであるため
致し方ないのは重々承知しております。
最後に、感想の長さ。年々文字数は増加しております。公演によってはキャスト一覧や
写真の説明を除いて8000字超えの記事もあり文字制限の目標は何処へやら状態です中でも忘れられないご指摘は昨年の新国立劇場バレエ団『ジゼル』でペザント・パ・ド・ドゥのダンサーたちが気になって読み始めたら
いつまで経っても辿り着かず、お盆や年末年始大型連休の高速道路渋滞に嵌ったも同然とのご意見でした。
加えて長い記事が他にも多々あるため、更には黒文字だらけで絵文字もないためビールでも飲みながら気楽に読めず
かなりの集中力を要するとのご感想もいただいており、ああ猛省。
可愛らしい色彩絵柄による表現は我が身には合わず、桃色の心臓印なんぞ恥ずかしくて使用できぬ点
また以前一度だけ絵文字選択する画面を試しに開いた際に
どの絵がどの感情に当てはまるか考え始めると迷ってしまって時間は刻一刻と過ぎて行き
黒文字による表現が手っ取り早いとの結論に至った旨、ご了承ください。
結局何が言いたいのか訳分からぬ振り返りでございますが
これからも1週間に1、2度の更新を目標に継続いたしますので今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
話は変わりまして昨日は管理人、人生の節目を迎えました。誕生日当日に新国立劇場バレエ団公演の鑑賞は初めてで
嬉しき1日。主役キャストの日程を考えるとあと1日違いだったら良かったのに惜しいと
言ってくださった方もいらっしゃいましたが、当日も格別なキャストでした。細田千晶さんが主役だったためです。
細田さんが通っていらしたバレエ教室と私が通っていた教室は
同じ地区の洋舞協会に属し、年1回秋に開催される合同洋舞祭に毎年出演しておりました。
細田さんの教室を始め何処の教室も優秀な人が抜擢されての出演が通常の流れでしたが
私が通っていた教室は人数が非常に少なく、レベル問わず全員自動出演。そんなわけで他の教室のリハーサル見学が
大変勉強になり、自身が舞台で踊ることよりも遥かに面白いと感じていた次第です。
レベルはさておき何年も出演し続けプログラムを読み続けていると常連の出演者を徐々に覚えていき
その中のお1人が細田さんでした。新国立に興味を持ち始めた2005年頃にその少し前の研修所関連の記事に触れ
細田さんの名前が目に留まって見覚えのある文字であるとよくよくプロフィールを読むと、
あの洋舞祭の常連出演者でいらした方と思い出し嬉しくなったものです。
勿論面識はありませんが、舞台袖や裏ですれ違っている可能性は十分にあり得ると思うと
新国立への入団、そして同期が昇格や主演を果たして行く中で長い長いコール・ド時代を過ごしながらも
着実に昇格していき遂には主役を張るまでになった経緯は感慨深いと勝手ではありますが感じております。
今年は節目当日に主役、しかも煌めくおとぎ話『シンデレラ』で鑑賞できたのは喜ばしく
前回にも主演されてはいますが(残念ながら未見)本公演主役デビューでのシルフィードや
リラ、お妃などあらゆる役付きを経た今回の方が恐らくは色艶や主役オーラは強まっていると想像いたします。
明日11時半の回に再び主演されますので平日でお忙しいと存じますがもしお時間の合う方は是非ご覧ください。
子供騙しではない、端折った印象もない演出で見応えがある作品で
美人揃いの義理の姉妹やアナログ過ぎて疾走感がまるでない、微笑ましさも満載なかぼちゃの馬車も要注目です。
ところで節目当日の朝、再放送でNHKの雑学番組『チコちゃんに叱られる』を視聴していたときのこと。
大人になると年月の流れが短く感じる理由は何であるか、との問題が出され、
(一概には言えないが)正解はときめきが少なくなるから、とのこと。
この番組、設定は5歳児のキャラクターであるチコちゃんの渋いぼやきも含めてなかなか好きでよく見ておりますが
ただこの問題の正解に対しては少々異議あり。幼稚園児、小学生の頃より現在のほうがときめく回数、
わくわく胸を躍らせる回数、興奮する回数、ずっと多いのであります。
それでも年月の流れは早く感じており、バレエを鑑賞する機会が絶えず巡ってくるからこそに違いありません。
健康に気をつけ、仕事や家族、友人、ご縁を一層大切にして行きたいと思っております。
いつも以上にまとまり欠如な記事で申し訳ございません。皆様今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
※上の写真:昨年に引き続き年齢にちなんだお店にて祝杯。
グラスが夏模様で置き方によってはコースターに今年の数字が現れた。四捨五入して三十路と言えるのもあと◯年。
普段甘い物はあまり口にしないが、久々に今年は北の大地に上陸予定でおり
大人の北海道パフェという名称に惹かれて注文。(もう1種、沖縄パフェもあります)
当日夜、家族が祝ってくれたロシア料理店にて。ロシアスパークリングワインでまずは乾杯。
黄金色で香ばしさもある味です。午前と午後2回プロコフィエフを聴いたあと
一層余韻に浸れる嬉しいお店でございます。毛皮のコートを着たニシン(ユニークな料理名)とニシンのマリネ。
脂身がなく揚げていながらもさっぱりいただけるチキンキエフとジョージアの赤ワインムクザニ。
ムクザニは樽の匂いもしっかり漂うかなり渋みある熟成の味。
冗談抜きにここまで渋いのが好みなのかと家族に言われ続けた。(ワインだけでない、ダンサーもだ!)
今年の節目を挟むようにして、幸運にも2本の素敵な『シンデレラ』の舞台に鑑賞に恵まれました。
振付演出や出演者は異なれど7月15日(日)、22日(日)と2週間連続して同じ役を「ふたりの王子」で鑑賞でき感激。
記念すべき2018年の節目となりました。お花入りのガラスの靴は記念に新宿にて自身で購入、
万が一紛失の際には自力で探すしかありません。これが現実だ。