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Channel: アンデオール バレエ日和
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英国発のカフェでパブロワという名のケーキ

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たまには女子らしい話を。
只今新国立劇場で上演中の『シンデレラ』。12月の演目としてすっかり定着していますが
振り付けたフレデリック・アシュトンがダンサーを志すきっかけとなったのは
アンナ・パブロワの舞台だったようです。(新国立劇場のプログラムにも記載)
パブロワの舞台に感銘を受けた男性著名人と聞いて咄嗟に浮かぶのは
映画評論家として活躍された淀川長治さんでしたがお二方ともほぼ同世代のようで、
多感な時期に鑑賞したパブロワの衝撃はさぞかし強かったのでしょう。

ところで最近妙に暖かな日が続いておりますが、街中はクリスマスの装飾に彩られケーキ店も賑わいを見せています。
さて無理矢理な前置きですが本題。パブロワという名前のケーキをご存じでしょうか。
ここ数ヶ月の間に知り、気にかかっておりました。
名称の由来は諸説あるようですが、アンナ・パブロワに因んでいるとも言われているとのこと。
そんなわけで、以前バレエショップジュエレスクへ行く道中に通りかかった際には開店直後で行列ができていた
表参道の英国発カフェレストラン、フランツアンドエヴァンズにて食して参りました。


Image
白黒のチェック模様で、バレエ『不思議の国のアリス』や『チェックメイト』を彷彿とさせる床にも目を向けつついただきます。
一見大きなサイズですが、メレンゲと果物の酸味が効いたふわふわ軽い口当たりでペロリ。
パブロワの時代のダンサー達が着用していたボリュームのある膝丈の衣裳をも思い起こさせ
苺やラズベリーの赤色で華やぎのある色合いです。
お店によって形は様々なようですので食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

Image_2
お店の外観。客層の9割は女性でしたが黒を基調にしたシックな内装ですので男性の方もどうぞご来店ください。
ケーキのほかお食事メニューもあります。

シドニー発のレストランで日本にも数店舗展開し人気を集めているビルズにもパブロワがあり、
エリザベス女王も絶賛した味だそうです。
写真を見る限り、ふわっとしたチュチュのようにも見て取れます。
パブロワという名のケーキから英国王室、バレエ、と繋がっていき胸が少し高鳴ってしまいました。
http://madamefigaro.jp/gourmet/news/bills.html


ところで表参道付近はバレエスタジオが多く、レッスン帰りにお茶をしに立ち寄る方も大勢いらっしゃるでしょう。
お洒落なカフェでコーヒーや紅茶を囲みバレエ話に花を咲かせている方々の顔がぱっと浮かびます。
私の場合3年前の再開以降レッスン帰りに「お茶」したことは、、、ない。いつも居酒屋でビールだ笑。





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