昨日新国立劇場でラ・バヤデール初日を、そのあと上野にてNBAバレエ団白鳥の湖初日を観て参りました。
新国立は初日、NBAは新制作初日ですので詳しい感想は両方とも公演期間終了後に書いて参ります。
新国立バヤデールは2人の看板女性プリンシパル小野さんのニキヤ、米沢さんのガムザッティの対決が再実現。
火花散らし合うプライドのぶつかり合いに片時も目が離せぬ展開でした。
福岡さんは戦士がよく似合い、影コール・ドの集中度の高さ繊細さには息を呑み
数あるバヤデールの中でも群を抜いて壮麗豪華な美術衣装はうっとり見入るデザインです。
明日以降も公演は続きますのでどうぞお越しください。
新制作のNBA白鳥は幕開けからダークな雰囲気に引き込まれ
音楽も従来観てきた演出と変わっているところもいくつかありましたが違和感なく
切り貼りになりがちな3幕も工夫が凝らされ、スピーディーな展開で面白い舞台でした。
白鳥コール・ドの揃い方、呼吸の合い方も見事です。本日も公演があり、コジョカルとコルネホが客演します。
私は本日は再び新国立劇場へ。初めてバヤデールを鑑賞してから早27年、
人生初ドロラグヴァ(ソロルの友人)に注目の1日となりそうです。
本日に備え、昨日出番頻度確認も兼ねて目で追っていたところ、
2幕は序盤から最後まで舞台上に立ち、3幕エピローグにも登場。これは楽しみだ。
それから余談ですが、貝川さんのラジャは亡き父にそっくりでして
2013年のジゼルから貝川さんが年老いた役を演じられると瓜二つな印象を受けて参りましたが
年齢を更に重ね、益々似た容貌に驚きを覚えております。
話があちこちに苦行僧の如く飛びましたが、昨日本日ともに東京都内は公演大混戦。
新国立とNBAに東京シティも重なっていますが
お時間ある方はどうぞバレエ公演に足をお運びください。