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Channel: アンデオール バレエ日和
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鹿児島旅行記ー初薩摩 バレエ鑑賞前から試飲焼酎でほろ酔い。誇り高き人々、自然に触れた2日間ー

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人生初の鹿児島上陸を記念して久々に旅行記シリーズ。
東京から飛行機で2時間、駆け足滞在ながらバレエのみならず食事に宿泊、
公共交通どれも堪能いたしました。
平日の宿泊且つふっこう割を使えたため飛行機、1泊朝食付きホテルがセットでかなりの安値。
熊本の震災で観光客が減少した九州を元気づけようとできた割引で
手放しに喜んではいけないのではと複雑な心境にもなりましたが
九州出身の友人が、気にせず観光なり食事なりたっぷり楽しんで来て欲しい、
その分体験してきたことをたくさんの人に伝えてくれたら嬉しいと言葉をかけてくれ
ならば目一杯楽しんでこようと考えた次第です。
せっかくの機会でしたので鹿児島を代表するホテルである城山観光に宿泊し、
到着後すぐ桜島が見える露天風呂に入浴。曇っていたものの桜島がすぐ近くに聳え、
極楽なひとときでございました。
風呂上がりにはお土産屋さんにて焼酎の試飲。じわりと味わいが迫る大変美味しいものでしたが
かなり度数が高く、ほんのひと口でほろ酔い。要注意です。
そんなこんなで楽しんで参りました薩摩滞在、是非皆様もお出かけください。

Photo_3


羽田空港にて。まもなく乗る飛行機とかけまして、7年ぶりの全幕アルブレヒトと解きます。
その心は?
トウジョウ(搭乗/登場)を待つ。

7年前のモスクワシェレメチェボ空港に引き続きお粗末様でした。以下、写真が約20枚ございます。
どうしようもない出来の謎掛けを受け入れてくださった忍耐力のある方はどうぞ続きをご覧ください。


Photo

チェックインって何処じゃあ?と慣れない空港で迷いつつも無事完了し、
羽田空港展望デッキにて飛行機の離着陸を1時間は眺めておりました。
今回は相棒のPDA鹿さんも同行。 ジゼルでの角笛の音を聴くと奈良の鹿寄せが思い浮かびます。
貴族はそぞろ歩き、アルブレヒトは追い詰められ、
奈良の鹿さんは好物のお煎餅やどんぐりが貰えると思って引き寄せられる。
角笛効果も様々です。仮に奈良公園界隈でジゼルの野外公演を行ったら、 間違いなく鹿さんたちが集まるでしょう。
森を描いた舞台美術に溶け込み、エキストラを務めてくれるかもしれません。

Photo_2
飛行機利用は年に1回あるかないかのため緊張の検査待ち。
8年前のワシントンD.C.出発前と帰国時、大失態をやらかした経験からややトラウマが。


Photo_4
大好きな離陸の瞬間はどうしても『アラジン』の壮大な序曲が脳内を流れ、やがてすぐ見える富士山。


Photo_5
2時間の飛行へ。雲と空を背景にしたこの角度で翼を撮ると、ジブリ映画を想起させます
機内ではキャビンアテンダントさんの接客に興奮感激、機内誌も隅々まで読破。

Photo_6
焼酎相談中。世界一のアルブレヒトを鑑賞した後に呑みに行くのだから百合の焼酎が良かろうと結論。
そういえば、「鹿児島」は文字通り鹿の子が多くいたことに由来するのか、不思議な名前です。
(諸説あるとのこと)
鹿児島空港到着後はバスに乗り、中心部の鹿児島中央駅まで更に1時間ほどバスに揺られます。

Photo_7
観光客にも大人気、ガイドブックむじゃき。元祖しろくま(鹿児島のかき氷)をいただけますが
だいぶ涼しかったため断念。


Photo_9
天文館通りに見えるジゼルの幕。

Photo_8
天文館通り近くで発見、マノン。4年前6月30日の新国立での名舞台が脳裏を過ぎります。

Photo_10
天文館通りから少し路地を入ったところに位置する焼酎バー。念願の六代目百合で乾杯。
焼酎は元々苦手ですが、鹿児島に来たからには何かしら呑もうと計画。
実は日中道に迷い、天文館へ行きたいと地元の方に尋ねると天文館のどの辺りでしょうか、と返答。
どうやら「天文館」という施設や建物はなく、駅周辺が天文館とよばれているとお店の方や常連さんからの話で判明。

Photo_11
ホテルにて、一足先にクリスマス。

Photo_12
宿泊したのは城山観光ホテル。鹿児島へ行ったら一度は泊まりたい憧れのホテルと言われているそうです。
いつもは低価格のビジネスホテル利用の者にとって、(○○トラベルで探す際は毎度低いほうから検索)
大きなフロントを備え、館内にお土産屋さんやレストランが入っているホテルは珍しく目に映った次第。
部屋まで荷物を運んでくださったことにもびっくり。(1泊する女性とは思えぬような相変わらず少ない荷物ですが)
朝は何十種類とあるバイキング形式で、この1食で3日分食べた気が。
まずは和食から、鹿児島の名物がずらり名付けて薩摩御膳。
バレエと同様盛り付けにもセンスがないのは悪しからず。

Photo_13
和食のあとは洋食を。(まだ食べるんかい)
ホテル特製のパンがずらり。
知覧名物お茶のジャムは上品で優しい甘さがあって味わい深く、、、。
ん!?前夜のアルブレヒトさんが再び、、、。取り留めがないため次行きます。

Photo_14
館内のあちこちに素敵なソファーあり。

Photo_15
フロント近くに薩摩切子のギャラリーと販売。購入したかったが想像以上に0の数が多く断念。

Photo_16
馬の作品も多種あり。クールランド御一行様は馬に乗りながらジゼルの村にいらしたのでしょう。
アルブレヒトは絶対に白馬だ!(あくまで管理人の理想です、、、)

Photo_17
ホテル発の循環バスから本場の西郷さん。

Photo_18
塀に残っている穴は西南戦争での銃撃戦跡とのこと。

Photo_19
鹿児島空港にて、外から飛行機撮影。青空に映えるANAの機体。

Photo_20
さらば鹿児島!

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帰りの雲たち。高所好きでジブリ映画の影響もあり、 航空写真を撮る会社に履歴書を送ったこともございます。

Photo_22
雲を眺める鹿。鹿児島でのひとときを胸に、和歌でも読んでいるのでしょう。



かなりの駆け足でしたが、食事、ホテル、公共交通、どれも素敵な滞在となりました。
バレエの会場である鹿児島市民文化ホールは錦江湾のすぐ横で、街灯はあるものの終演後は真っ暗。
バスの乗り場がよく分からず従者ウィルフリードのように右往左往していると
天文館と鹿児島中央駅へ行くバスありますよ、一緒に行きましょうと
近くにいた方々が声をかけてくださり、助けられました。
日中に天文館周辺で迷った際にも、お仕事の休憩中と思われる方が大通りまで案内してくださったり
市民文化ホール行のバスが見つからず困っていたときも案内所の方が外まで出て教えてくださるなど
地元の方の優しさに触れた1日でした。
温暖な気候に育まれたあたたかい人々、美味しい食、大らかな自然、激動の歴史を生き抜いた誇り高さ、
様々な魅力が詰まった県です。
時間が許せばもっとゆっくり滞在し、百合が浜など離島にも足を延ばしたかったと思っており
また訪れる機会が待ち遠しく感じます。
是非皆様も、鹿児島へお出かけください。
そして再来年放送開始のNHK大河ドラマ『西郷どん』も楽しみです。



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